エアコンが苦手な方って多いのではないでしょうか?エアコンの風は乾燥しているせいか、冷たさだけで優しさを感じないからでしょうか。
昔は、エアコンなしでも上手に工夫して暑い夏を過ごしていました。
強い日差しをよけるために簾(すだれ)を窓から垂らし、庭や道路などは打ち水で涼気をとり、縁側で夕涼みをしながら風鈴の奏でる音に耳を傾けていました。
優しい自然の風を感じながら五感で涼しさを味わっていたのですね。
住宅に風の通り道を作ると、快適なだけでなく、結露やカビの防止、夏の湿気対策にも効果的です。エアコンに頼りすぎないで、自然の風を上手に取り入れたエコな暮らしをすると、心も身体も住宅もリフレッシュされて健康になりますよ!
Point1 風の入口と出口
風が吹いてくる方向(風上)の窓は少なめ(1ヶ所)に開け、風が抜けていく方向(風下)の窓をたくさん(数ヶ所)開けると効果的です。Point2 タテ方向の流れ
温かい空気は高いところへいく性質があります。風の抜け道をなるべく高い位置に設けて風の流れを作ると効果的です。Point3 網戸で不快な虫をしっかり防ぐことを忘れずに。
家庭で一番電気を消費するのはエアコンです。(「資源エネルギー庁 平成16年度電力需給の概要」より)
例えば、夏期7月〜9月の90日間、毎日1時間冷房の使用を減らしたら・・・?
日本の全世帯でこれを実施すると・・・?
一人一人のちょっとのエコがこんなに大きな成果を出せるなんて驚きですね。 エアコンの使用を少しでも短くして網戸で過ごす省エネな毎日を送りましょう。