網戸について網戸と蚊
網戸をしていたのに家の中で蚊に喰われてしまった!????。蚊は少しの窓の開閉でも隙をみて入って来ますし、衣類にしがみついて人と一緒に玄関から浸入するなど家の中に入ってくる方法はさまざまです。
蚊の「ブウ〜ン」という耳障りな羽音を夜中に聞くとなんともいえず不快なものです。ましてや喰われたりしてかゆくて眠れなくなった・・・なんて経験は誰にでもあるはず。しかし蚊は不快なだけでなく、日本では今はいませんが、マラリアや西ナイル熱といった死に至るような伝染病を媒介すると言われています。
最近では、デング熱やジカ熱といったウイルス性の伝染病を媒介することで新聞やテレビなどで大きく取り上げられたことは記憶に新しいところです。飛行機や船で人や物資が盛んに諸外国と行き交う昨今、こうした伝染病のウイルスを持った蚊が日本にやってくる可能性はあるわけです。蚊を侮ってはいけません。
蚊の種類
世界中で2500以上、日本だけでも100以上の種類があります。人を刺す代表は「アカイエカ」「ヒトスジシマカ」「オオクロヤブカ」「ハマダラカ」といったところです。蚊は何故人を刺すのか?
人間を刺して血を吸うのはメスの蚊だけ。メスは産卵期に入ると吸血し、それを消化吸収して卵巣を発達させて卵を産みます。血液にタンパク源を求めているからなんです。普段は雄と同じように花の蜜や果物の汁などをエサとしています。蚊に刺されると何故かゆい?
蚊は人を刺すと麻酔性の物質と凝血を防ぐ物質を含んだ唾液を注入します。この唾液が皮膚の部分でアレルギー反応を起こし、人は“痒み”を感じるのです。かゆくてもかいちゃダメ。
蚊に刺され易い人って?
蚊は人間が呼吸によって発する二酸化炭素や汗に分泌される乳酸などをキャッチして近寄ってきます。またわずかな二酸化炭素の濃度変化も感知するため、少しでも分泌量の多い人の方に寄っていきやすいようです。
また、お酒をのんだりした後は呼吸の中の二酸化炭素が増えるため、刺されやすくなります。一般にはO型の血液型の人が蚊に刺され易いという説があります。O型の血液は赤血球の表面を覆っている血液型物質が蚊の主食としている花の蜜と成分が非常に近く、おいしいと感じるからといわれていますが、これに関しては研究結果があるわけではなく信憑性に欠けます。というより吸ってみなけりゃおいしいかなんてわかりませんよねェ〜。