- 明るい部屋と暗い部屋を用意し、どちらにどれだけ蚊が集まるか実験をおこないました。
- 全体を黒色の紙で覆い、外部の光を遮断したAと箱内に豆電球を設置したCを用意し、それらの間をBとした。Bより蚊を放ち、行動を観察した。 実験開始40分後にAおよびCにいる蚊の数を調べ、その後、AとCを明暗逆にし、40分後、同様にそれぞれの箱内にいる蚊の数を調べた。実験には、ヤブカと呼ばれるヒトスジシマカ(昼行性)および家の中に多く存在するアカイエカ(夜行性)の二種を用い、それぞれ実験を行った。
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ヒトスジシマカ(ヤブカ)およびアカイエカについて、それぞれ3回実験を行った。 いずれも実験開始直後は明室に移動することから、蚊は暗いところとくらべて明るいところを好む傾向があることがわかった。また、明暗を反対にしても同様の傾向がみられたことからも、明るいところを好む傾向があると考えられる。
表1. アカイエカの光に対する反応実験結果 実験 No. A箱内 A筒内 B C筒内 C箱内 合計 1 10 1 6 1 22 40 19 3 3 0 15 2 18 0 0 3 23 44 23 3 0 0 18 3 22 0 0 0 31 53 20 0 0 0 26 表2. ヒトスジシマカの光に対する反応実験結果 実験 No. A箱内 A筒内 B C筒内 C箱内 合計 1 13 0 0 10 14 37 10 2 0 10 15 2 6 0 0 15 30 45 22 0 0 5 18 3 15 0 0 5 25 45 20 5 0 3 17